高熱隧道への旅(’18夏)

電車が、、動きません

Facebookの広告で見つけた、黒部峡谷鉄道(トロッコ列車)の終点欅平の少し先まで行って竪坑エレベータに乗るツアーに参加すべく青春18切符で富山往復を画策。16日~17日で行ってきました。会社の先輩に付き合ってもらうコトに。

敦賀から福井に向かう普通電車も結構な人です

福井駅ホームの整列乗車マークは恐竜の足跡

16日は12時前から金沢地区は大雨。かほく市では時間雨量が100mmを超えたとか。鉄道はすべて止まってしまいました。

私の乗っていた列車も12時前に加賀温泉で停車。まあ30分くらいで動き出すだろう、、と思っていたら、車内放送は14時20分再開見込み、、とな。そんなに止まる分けないよな、、と思っていたけど、結局予想を遙かに上回って、7時間弱停車の後18時40分運転再開。こんなに遅れた乗り物に乗ったことも無く、良い経験が出来ました。

加賀温泉駅で止まってしまいました

近隣の人はタクシーorお迎えなのか人は皆居なくなりました

停車中に水と非常食が配られました

お刺身おいしかったです!

富山では教えていただいたお店はだいたい21時閉店。ところが到着は21時。翌日も4時前には起きなければならないので、ちかくのお店で。

お刺身、ほっけ、、美味しかったです!!

高熱隧道

吉村昭著「高熱隧道」という本を読んだのはいつのことだったか。。。おそらく就職してすぐ辺りかな。宇奈月から黒部ダムまでをつなぐトンネル(人路、水路)を掘る壮絶な話。掘り進む岩盤温度が160度を超え、発破のために岩盤に埋め込まれたダイナマイトが自然発火する、、、そんな工事でつながったトンネル、、そこで発電された電気があるからこそこのような便利な生活を享受出来る。いつか見る
機会があれば、、と思ってました。関電主催の見学会(欅平から黒部ダムまで。。高熱隧道区間も進む)は平日開催でしかも5-6倍の抽選をクリアしなければならずハードルが高いのでなかなか申し込みすらしていないところ、今回のこのツアー。

2日目は5時前に地鉄富山駅へ。まだシャッターが降りている時間(苦笑)
始発5時15分の宇奈月温泉行きに乗ります。1時間45分もかかるんですね。

富山地鉄にのって宇奈月温泉へ

宇奈月温泉は17度。涼しくて気持ちいいです。

いよいよです

黒部峡谷鉄道

小学生の頃からその名前だけは知っていた黒部峡谷鉄道に。ワクワクしてあっという間の1時間20分。途中のアナウンスは富山県出身の室井滋。富山弁とか紹介されていて面白いのだけど、、、何せトロッコ車両では走行音が大きくて聞き取れないです(笑)

ほそっちょい電気機関車

トロッコ列車は長大編成です

欅平では通常の乗客が行くことの出来ないさらに奥に進みます。機関車も凸型のさらに小さいものに。500mほど進んでスイッチバック。そこで列車を降りて竪坑エレベータにのり200m高度を稼ぎます。

奥に見えるのがトロッコを運搬した貨車が上下するエレベータ

エレベータを上ると「欅平上部駅」

エレベータで上がった後はトンネル内を歩きます。高熱隧道につながっているトンネルと考えるだけで興奮します。この場所は全然高熱では無いんですけどね。

トンネル内を少し歩いて支線に分かれて外に。さらにそこから高度60mほど山道を登ります。ホンモノの山道です。

支線からめちゃくちゃ急な坂を登ります

外への出口です

整備はされていますが本格的な山道です

上り詰めた場所には展望エリアがあって360度見渡せます。東方向の笠松岳は雲の中。西側の猫又山、釜谷山、毛勝山は綺麗に見えました。まだ雪渓が残ってます。これって次の雪までに消えるのでしょうか??

標高こそ600mちょいですがこの切り立ったゴルジュ(峡谷)は異様とも言えます

来た道を戻って欅平を散策。

欅平を散策

縦坑エレベータ上から小さく見えるのは1つ前の写真の赤い橋

たかだか標高600mの場所ですが、切り立った山の姿は異様とも言えます。自然のすごさ、、そこに対峙する人間のすごさを感じることが出来た旅行でした。

帰りの地鉄の中でぷしゅー!

楽しかった~。。

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この記事を書いた人

1968年生まれのサラリーマン
趣味:写真・旅行・酒

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